駐車場でのちょっとした話

8/14/2023

California 雑談 暮らし

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車上荒らしと当て逃げ

最近、比較的治安の良いと言われているベイエリアでも駐車場でのトラブルが増えている。某日系スーパーの駐車場は車上荒らしのメッカになっていて、警備員もグルなんじゃないかと言われているくらい。

駐車場のトラブルは車上荒らしだけでなく、実は当て逃げも多い。これは本当に偏見と思われるかもしれないけれど、人の出入りが激しいエリアだけに、「本当に免許取れたの?」というような人達が多い印象がある。特に、駐車場での車の出し入れが不注意すぎる。先日もジジイに急にバックされて、当てられそうになったし、ジジイ!ちゃんと後ろ確認してんのか?目玉どこにつけてんだ!と心の中で罵倒しまくってしまったのよ。
そして、出身国にそういう習慣がないのか、誤ってぶつかってしまっても、連絡先のメモも残さずそのままにして行ってしまう。

当て逃げに遭遇(未遂)

先日、某スーパーで買い物を終えて、暑かったので車内で買ったばかりのジュースを飲みながら、レシートを見直していたら、メキメキッという音がしました。隣の車に別の車がバックをしてぶつけたようです。ソロソロっとバックしたので、きっと衝撃があまりなかったのでしょう。そのままハンドルを切って行こうとしました。
私はとっさに外へ出て、その当てた車のライセンスプレートの写真を撮りました。

その時は、隣の車の持ち主が返ってきた時に、その写真を証拠として差しあげようと思っただけでした。ところが、その当てた方の車がすぐ止まり、中から2人が出てきて私の車の窓を叩いてきました。「ヤバイ!写真を撮ったのがバレた?うわー、どうしよう!ヤバイなにかされるかも!」

窓を叩いた二人

私は車はロックしてあるし、エンジンはかけたまま(暑かったから冷房つけてる)、iPhoneの緊急通報ボタンをいつでも押せるようにし、頭の中で助けを呼ぶフレーズを唱えてました。またSOSシステムが搭載されているので、自動的に位置情報と共にSOSを送ることもできます。
ちょっと全身に緊張が走ったその時。

窓をコンコンと叩きながら「did I hit that car?」と言っているのが聴こえてきました。私は窓をほんの1センチ程下げて、頷き、「Yes」とだけ答えました。その二人は若い夫婦のようで、英語が母国語ではないということはわかりました。そして、「which side?」と聞くので、「passenger side 」と短く答えました。さあ、このあとどう出るのか?と思っていると二人でなんだか話し合ってます。私が証拠の写真を持っているか聞いてくるのかなぁ・・・、お金を払うからよこせ、とか言われたらどうしよう。そもそも、もう帰りたいんだけど。

持ち主があらわれた!

車の外で二人がなんだか話し合ってる間に、なんと車の持ち主が戻ってきたではありませんか?「やった~、これで当事者同士で交渉するなりなんなりしてくれ」とホッとしました。二人は正直に車の持ち主にぶつけてしまったことを報告しているようでした。私が見ていて写真も撮っていたからなのか、本当に自分で気づいて止まったのか定かではありませんが、私は彼らに車から出て「私は一部始終を見てました!写真も撮りました!」とか言うつもりは全くなく、静かにその場を後にしたのでした。

駐車場では

今回写真を撮ったことを見られてしまったので、大変緊張したのですが、やっぱり写真は撮ってあげたいです、(自分の安全のために見つからないように)この件だけでなく、たまに、駐車場でぶつけてそのままで行ってしまう車のナンバーを撮って、戻ってきた持ち主にあげてる光景をみかけるので、私もぶつけられたら相手を知りたいし、と思っての行動でした。

私は個人的にですが、結構写真を撮ります。そして何もなければすぐに廃棄します。
ものすごく汚い車の隣しかスペースが空いてなくて、仕方なく停めざるを得ない時とか、前後左右の怪しい車とか。あととんでもないのは、SFOのパーキングですね。今はほとんどありませんが、以前は旦那が出張の度に空港まで送って、TSAのチェックまで見送っていたのですが、SFOは場所によって混んでるし、スペースは狭いし、なのにまっすぐに停められない車がいたり、ととてつもなくカオスな時があるのです。自分の心の保険に写真を撮ることがある。ドアパンチとかあるからね。

写真以外だと、特に一人で買い物へ行くときはなるべくカート回収場の側に停めるかな。荷物を車に積んで、カートを戻すときに一番油断するってセキュリティの人が言ってたので。あとは、荷物を積んだカートで車に向かう時、(旦那は車につく前からキーロック解除し後ろを開けるけど)私は必ず車に着いて前後左右確認してからドアをあけるとかね。もう何年もここに住んでいるけれど、荷物の積み下ろしが一番無防備なので気を付けるように言われてる。
実際に、車に荷物を積んでる最中に、物乞いのお婆さんがどこからともなくやってきて凄かったことがあったのです。しつこいのよ。私は特に一人で車を出すことが多いので、駐車場はいつも緊張感をもつようにしています。


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ネコノツマコ、アメリカ カリフォルニア州在住。50代夫婦二人暮らし。アメリカ移住の生活の様子を気が向いた時に書いています。

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