肩と指が猛烈に痛い
私は最近、歳のせいか体のあちこちが痛い。特に肘と肩、手指の関節の痛みは相当なもので、治療も受けているけれど、体調が整っていない時は本当につらい。
お医者さんの処方の鎮痛薬は、この薬は〇ヶ月以上は処方できないの、と最近ストップされてしまいました。
自分でも、最近ちょっと飲みすぎなんじゃないかな?と思うことがあって悩んでしまった。この部分的な痛み、例えば今朝は右の肩だけが痛む、とか今夜は左の膝が痛い、とかそういう部分的に痛みがある時にもずっと鎮痛剤を飲むのは、胃の負担が大きすぎるよなぁ、と思うのです。
サロンパス
そこで、お世話になっている理学療法士さんに聞いたら、サロンパスって知ってる?と聞かれたのでした。
知ってるもなにも、あれは日本の製薬会社の製品ですよねぇ。アメリカでも”Hi-sa-mi-tsu!”というフレーズのCMが流れるほどです。あのサロンパスを痛みが酷い時に利用すると良いよ~と言われたのです。
ところがね、アメリカで売ってるサロンパス、日本ほど種類があまりないのですよ。私は特に昔から肩コリが酷くて、サロンパス30とかいう女性の敏感肌にやさしいやつを長年愛用させてもらってました。普通のサロンパスだとかぶれちゃうのよね。
あれは良かった!アメリカで売っているサロンパスは(買ったことはない)普通のサロンパスとリドカイン配合のものと、HOTといってカプサイシン配合で血流をよくするタイプのものくらいしかない。
日本では、肩や腰の痛みにはサロンパスをはじめとする貼るタイプの湿布薬や鎮痛消炎薬がたくさん薬局にありますよね。それこそ選び放題。アメリカでは貼るタイプはサロンパスくらいしかCVSとかWalgreenなどの手ごろな薬局ではみかけない。
痛みに対する日米の違い
あの痛みに弱いアメリカ人がどうやって痛みに対処しているか?という根本的な疑問に対しての答えは、”痛みを感じなくする”という手法をとることがメインらしいです。つまり、鎮痛薬を飲む、または痛みを”麻痺”させて感じなくする。ということみたい。
だから、関節痛や筋肉痛の外用薬にはLidocaineが配合されている。つまり脳に痛みが伝わるのを遮断してしまえ!っということらしい。
ところが、日本の貼り薬や塗り薬は、患部の血流を促進したり、痛みを引き起こす物質の排出を促したり、患部を冷やしたり、症状によっていろいろな成分で患部の炎症や痛みをなくすようにしていますよね。
本当にキメが細かい!どちらが良いか、という評価は私は医師でも医療関係者でもないのでできないのだけれど、一患者としてはとても興味深い。
気になるLidocaine(リドカイン)
歯医者で治療を受けたことがあるならおなじみのあの麻酔薬リドカイン。歯科の治療だけでなく、様々な局所麻酔薬として利用されているのですが、その麻酔薬リドカインがアメリカのサロンパスには含まれている製品がある。というか、アメリカの鎮痛消炎剤にはリドカイン!という位メジャーなものになっているのが気になります。
ジクロフェナク(ボルタレン)とフェルビナク
日本ではとてもよく効く非ステロイド系の抗炎症薬が製品化されており、この麻痺させるのではなく痛みを引き起こす物質に直接働きかけるタイプの貼り薬、塗り薬の豊富なことが本当に羨ましい。アメリカでも関節炎などに働きかける塗り薬はあります。
日本でもお馴染みのサロンパスやボルタレンといったものもあります。特に炎症に働きかけるインドメタシンやジクロフェナク(ボルタレンの成分)配合のものは痛みを引き起こす物質の生成を抑える働きがあります。
日本では他にフェルビナクという非ステロイド系の抗炎症薬がありますが、インドメタシンと共にアメリカではOTCとして認可されていないので、関節炎や腰痛をお持ちの方は愛用の外用薬を持ってくるか、こちらで同等のものがあるか確認すると良いと思います。
※外用薬と言えども飲み薬との併用には相互作用に気をつけるものがあります、Interaction Medicine Checkerなどでチェックしてくださいね。
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