はい、ツマコです。今日は(私が)悲しいお知らせがあります。スイカちゃんが落ちてしまいました。先日、きゅうりがたくさん採れて持て余し気味であるという趣旨のブログ記事をかきました。参考:きゅうりがいっぱい採れてしまって、この記事でちらっと触れたスイカについてです。
生まれて初めてスイカを育ててみた
以前、うちの裏庭の夏のパティオは暑いとう話をしたのですが、今年はグリーンカーテンのように葉を茂らせて涼をとるつもりで、様々なつる性の植物を育てました。元々はきゅうりをメインに育てたかったのですが、つい出来心でスイカも育ててみようと思ったのでした。
きゅうりの定植から遅れること数日、地温が十分に上がってからスイカの苗を定植しました。きゅうりの定植では地温が上がり切らないうちに植え付けてしまってほとんど苗が枯れてしまったのです。
スイカの苗を植え付けて数週間経った頃かな。6月後半から7月にかけて気温が上がったので、グングンとツルを伸ばし葉が茂り、気づかぬうちにスイカの花が咲き、結実しました。スイカの雌花には小さなスイカのようなものが現れるのですが、それはそれはとても小さくて、これは小玉スイカの種だったっけ?と思ったほどでした。
ところが、いつの間にか受粉が成功したのか、スイカはどんどん大きくなり、人の頭位になってきました。ここで、間違いなくアメリカのあの大きなラグビーボール型の品種の種蒔きをしたと確信しました。
無残に転がるスイカちゃん
毎日の水遣りで、(暇さえあれば観察している)重さも感じるようになり、縦じま模様もくっきりと出てきました。そしてこれって「もう少ししたら重さに耐えられなくなるのでは?」と感じていました。何か補強する対策を考えたその日、夕方水遣りに行くとスイカが地面に転がっていました。対策が遅かったのです。
本気で収穫できるとは考えていなかったけれど、ここまで育って実が落ちたのはショックでした。意気消沈しながら、スイカちゃんを拾い上げると、ずっしりとかなり重かった。これはやっぱりもっと早く対策しないと耐えられないよね、ごめんね。
そして、熟してはいないとわかっているけれど、切ってみることにしました。
やはり未熟で中身は白かった、でも中心部分がほんのりピンク色になっていてスイカの香りがしました。
もったいないので、外の固い皮を剥いて少しだけ白だしで浅漬け、ぬか漬けにしました。すごく美味しいわけではないですが、箸休めにはちょうどよいあっさりとした一品になりました。
ほんの出来心で育てたスイカ、アメリカのあの大きなスイカは空中栽培には向かないことを身をもって証明したのでした。もし空中栽培に挑戦するならPersonal watermelonとかいう小玉(それでも日本の小玉スイカより大きい)の品種を選ぶと良いのかもしれない。
スイカ栽培失敗したけれど
スイカの空中栽培は、グリーンカーテンとしてとても楽しいです。思っていた以上に成長が早く、葉の数が多く、しかも葉も大人の手のひらより大きくなります。花はウリ科共通の黄色い花ですが、ゴーヤのように小さめの可愛らしい花がたくさん咲きます。
確実に結実させるには人工授粉が必要ですが、甘くておいしいスイカを目指すなら1つの苗に1つの実だけと思った方が良いみたいです。(だから失敗すると悲しい)アメリカのあのバカでかいスイカは地這いで育てるしかないかな。あの重量に耐えられる構造の支柱は相当な頑丈さがないと難しいです。
日陰を作るのが目的なら、ぐんぐん育つスイカ、結実しないように追肥に窒素多めで育てると葉っぱがグングン出てきますのでかなり早めに日陰ができますよ。結実させるなら小玉品種で空中栽培がおススメです。つるをある程度誘引するとどんどんヒゲを巻き付けて自分で登っていくのであまり手間がかからなかった気がします。
スイカが結実すると、毎日毎日わくわくして観察していました。特に気温が上がってすごい勢いで大きくなっていく様は、予想外にうれしいものでした。またスイカの葉の形がとてもかわいいので葉のつくる陰がキラキラして爽やかでした。
今回の私の失敗の体験がだれかの参考になればうれしいです。
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