米ぬかは自分で作っちゃおう!
アメリカに住んでいる日本人のなかには、ぬか漬けが好きで、アメリカでも自分で作りたいと思っている人も多いのではないでしょうか。しかし、アメリカでは米ぬかがなかなか手に入らないという問題があります。
日系スーパーでも売っているところもありますが、売り切れていることも多く、また味付けのされたぬか漬けのもとが売られていることが多いです。コンポストの発酵促進にもぬかを使いたい場合は、生ぬかが欲しいところですが、なかなか見つかりません。
そこで、米ぬかを自分で作れないか?と思ったのです。玄米から米ぬかを取り出すだけなので、意外と簡単にできそうじゃないですか。
玄米から米ぬかを取り出す方法
なにはともあれ、まずは玄米を調達しましょう。最近はBrown Riceといってわりとどこででも手に入れることができます。おいしさを追求するなら日本の玄米が良いかもしれませんが、中には玄米と銘打っていながら、炊きやすくするために、ある程度精米しているものもあるので(ぬかが目的なら)良くチェックしましょう。
玄米から米ぬかを取り出す方法は、精米機を使うのがベストです。精米機を使えば、簡単に米ぬかを取り出すことができます。しかし、精米機を持っていない人も多いと思います。また、精米機は高価なものが多く、簡単に手に入れることは難しいかもしれません。
家庭用フードプロセッサーで米ぬかを取り出す
そこで家庭用フードプロセッサーでぬかを取るように精米したらどうかな?と考えました。色々と試行錯誤を重ねた結果、フードプロセッサーで精米するには、ちょっとしたコツがいります。せっかくのお米ですから、ぬかをとりつつ、美味しくお米もいただきたいものです。
フードプロセッサーで、玄米のぬかだけをこすり取るためには、低速モードで玄米を砕かないようにします。玄米を砕いてしまうと、せっかくのお米が台無しになってしまいます。ぬかをとるためにお米を無駄にはしたくないですものね。
まずは少量で試してみてください。玄米が割れたり、砕けたりしていたらそれはスピードが速すぎます。初めは1分程回してみて、ぬかがはがれ、玄米が割れたり砕けたりしていなければ続けます。
フードプロセッサーは1回1分以内で止めるようにします。長く運転させるとお米が熱を帯びて劣化してしまいます。お米の温度が上がらないように気を付けながら回します。また、フードプロセッサーに入れる玄米の量も少なめにしましょう。量が多すぎると、均一にぬかが取れにくくなります。
私の場合、フードプロセッサー自体が小型なので、1回2合分ほどを投入し、低速モードで1分回します。そしてふたを開けて熱を逃がし、冷めたらまた1分。これを3回程繰り返しました。見た感じだと7分つき米位の感じでした。
次に、フードプロセッサーを止めたら、粉ふるいのような細かい網の目のものでよくふるい、ぬかをとりだします。これだけです。ちょっと手間はかかりますが、生ぬかが手に入りました。
ぬか漬けやコンポスト、ボカシ肥料に
米ぬかが大量に必要な時には向きませんが、少しずつ精米してぬかをためて使う分には良い方法だと思います。うちは夫婦二人でお米を毎日食べるわけではないので、1ヶ月で食べきる量を精米しました。
どれだけ強く精米するかによるのですが、7分つき位で10合ほどを精米してChobaniのヨーグルトのカップに3センチ程ぬかがとれた感じです。マチのあるジップロックのような袋にぬか漬けを作っているので、私には足しぬかとしては十分な量です。せっかくできたぬかの酸化を防ぐためにかるく空炒りして、炒りぬかにして冷蔵庫に保存し、ぬか漬けには使っています。
コンポストやボカシ肥料の発酵促進には、作ったらその日のうちに生ぬかのまま入れています。発酵の進行が段違いに変わります。これも後日使う場合は、炒りぬかを使っています。調べてみたところ、生ぬかでも炒りぬかでもどちらでも良いそうでした。
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