サンノゼの5月は気持ちの良い季節となりました。
まだ肌寒い日もありますが、日中の気温は爆上がり。いよいよ乾期がやってきた気配がします。
いまの家に引っ越してから2年目の夏を迎えようとしているのですが、昨年は山火事があちこちで起きるほど乾燥していて、鳥やりす達に欠けてしまったお茶碗にお水を入れて庭に置いてあげていました。
すると、どこからか、リスや小鳥たちが水を飲みに来るようになり、鳥達に専用にバードバスを設置してあげようと思いました。お茶碗だとどうしても猫やほかの動物がくるのと、水浴びにきた小鳥達を眺めたいな~っていうこちらの欲望もあったのです。
カリフォルニア州、サンタクララ郡はWest Nile熱やZika熱を媒介する蚊が発生する地域で、水たまりや水を野外に放置することは公衆衛生上良くありません。なので、きちんと朝晩水を取り替え、蚊が産卵しても孵化できないように心がけているつもりです。
そんな毎日を過ごしていたのですが、一昨日位からちょっと恐ろしい目に合っています。
夕方、バードバスの水を替えようと古い水を捨てに行ったら、バードバスの水の中に羽毛と肉片が入っているんです。
怖っ!なにこのおそろしいもの。
肉片って何?え?どういうこと?と、ちょっと混乱します。それでもその日は水を入れ替えておいて、翌朝、観察してると普通に小鳥たちが水浴びをしています。あれは一体何だったんだろう・・・・。その時はあまり深く考えていませんでした。
その日の午後、バードバスのあるバックヤードがやけに騒がしい。何事かな?と見てみると複数のカラスが順番に水浴びをしています。話はそれますが、こちらのカラスは東京にいたカラスと違ってちょっと小ぶりでかわいい。少なくともウチではゴミを漁ったり、植物を荒らしたりしない訪問者。
そんなカラスたちがひとしきり水浴びを終えると、1羽が何かを口にくわえてバードバスにやってきました。なにやら白いものをバードバスに入れて、またくわえて持ち去っていきました。不思議なことをしているなぁ~、とあまり気にしなかったのですが、その日の夕方、また水を替えに行くと・・・・・。
バードバスの中がパンくずだらけ(笑)。どうやら、どこかから拾ってきたパンが固いので水につけてふやかして行ったらしいのです。カラスって賢いわね~!!!でも水が汚れるからやめておいた方が良くない?とも思います。
ここまで辛抱強く記事を読んでくれたあなた。ありがとうございます。もう結末は予想できると思うのですが、一応書いておきます。
カラスはどこかの巣を襲撃して、どこかのヒナをバードバスで食べ散らかして行った!!!
ここ数日のあの肉片は、どこかの可哀想なヒナの残骸。野生動物の弱肉強食、食物連鎖、もうなんでも良いですが、ワイルドライフというもがこういうものである、ということをまざまざと感じさせられたのでした。
ただね・・・・、やっぱりバードバスで食い散らかしていくのはやめてほしい。バードバスを洗いに行くたびに、ヒィィィィ!ってなっちゃうのよ。
バードバスにカラスが来ないように、あれ以来カラスがきたら「カラスお断り」としてハタキもって脅かす毎日を送っています(笑)。
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