いつだったか、以前コストコで$100を切っていたので、買って帰った真空パック保存マシンのフードセイバー(Food Saver)。こちらでも深夜のTVショッピングなどでも盛んにプロモーションビデオが流れるので、必須じゃないけれどあればいいな~ランクのアイテムでした。
こういった製品は、実はサプライ商法になっていて、専用純正サプライを割高に設定して、サプライを継続して購入してもらうことで研究・開発費の回収や利益を上げるタイプの製品です。プリンターなどもそうですよね。
購買動機は大抵、お得に購入した食品をロスなく消費したい、と思い少しでも保存期間が伸ばせるなら・・・、と購入する方も多いはず。かくいう私もその一人。しかしながら、食品ロスを減らしてゴミも減らして・・・って言いながら、真空パックのビニールは使ったらポイ。洗っても使用できるとはいうものの、パックした袋を再利用する気になる人はあまりいないと思う。私が潔癖すぎるのかもしれないけれど。
しかも、専用密封ロールでせっかく密封しても、保存期間はせいぜい2~3日から長くて1ヶ月。所詮は素人向けの製品なので、密封率がそんなに高くないらしいです。ジップ付きの袋も脱気してもすぐ脱気口がはがれてしまうし。冷凍するなら密封しなくても、そんなに何か月も保存しないし・・・。しかも袋だと柔らかめの素材はつぶれちゃうし!と悩みはつきないのでした。
うちの場合、2人では2~3日では食べきれないようなトマトパックや、傷みやすいしいたけ、袋入りのいんげん、開封してしまったルッコラのパックなどを真空密閉保存できれば10日くらいはもつかな~?と思いつつ、たった10日以内で開封してしまうの?とかヘタすると翌日開封してしまうこともあるので、あのお高いロールで密封するのはさすがに躊躇してしまいます。
そんな方用に、これまた専用バキュームキャニスターやコンテナ(↑)が用意されているのですが、これがまたお高い!セールでも高い!(笑)なんかもうちょっとコストパフォーマンスの良い方法ないかしら?と調べていたらひらめいたのが・・・・・、
瓶で密封保存するという方法。
幸いなことに、今アメリカに住んでいるので便利なアクセサリーを見つけました。
メイソンジャーを真空にするアクセサリ。瓶の口の大きさに合わせて2サイズあります。
メイソンジャーは業務用で安く手に入るので、パイントサイズをまずは1ダース購入してきました。(これで10ドル以下!)只今絶賛使用中なのでスカスカです(笑)。良く洗って食洗器にかけ、最後はアルコール消毒したものをここに戻して棚に置いています。
メイソンジャーは、ピクルスやジャムなどを真空密閉するための瓶なのですが、うまいこと脱気ができるようになっている瓶です。脱気して密封できるように蓋の部分と蓋を閉じるためのリングとがあって、熱を利用することによって脱気できる構造になっています。
この仕組みは、昔からある原始的な方法で、温められた空気が冷えると収縮するしくみを利用しているのですが、このアクセサリを使うと蓋から直接脱気してくれるのです。
能書きが長かったですが、
良く洗ったミニトマトを水気をふき取り、瓶に入れ蓋を乗せて瓶用アクセサリーを使って脱気。その後リングで密封。瓶なのでゴミもでず、消毒も出来て、柔らかい素材も潰れません。長期保存というわけでなく、1週間、10日でも劣化させず保存したい物はもうなんでもバンバンこれに詰めて脱気して保存しています。
※瓶が曇っているのは撮影用に冷蔵庫から出したからです
こちらでは、いまイチゴが旬で大パックがセール売りしているのですが、今までは2人なので食べきれないし、傷むのも早いので敬遠していたものを、買って洗って瓶に詰めて、冷蔵庫へ入れておくと10日くらいは買った時のまま。鮮度を落とさず毎日楽しむことができています。
脱気するともう一つ良いことがあるのですが、浅漬けやマリネなど漬ける時間が短縮されます。内気圧の変化で調味料がすぐに浸透するのです。これはホントおすすめです。
使う分だけ取り出したら、また脱気させて冷蔵庫に入れて置いたり、アメリカだと毎日買い物へ行くわけではないので、ちょっとずつ使うものでもあまり劣化させずに使い切ることができて、凄く便利です!
せっかく旬が訪れてお得になってるもの、セールでお得なもの、コストコなどで手に入れた大き目の食材などを、冷凍保存、常温保存、水を張って立てて野菜を保存したり、食材の性質に合わせてうまく保存しながら、きちんと消費できるとなんだかうれしくなります。かといって、下拵えに手間がかかり過ぎると続かないので、私には瓶に放り込んで脱気するこの方法があってるようです。
当然、ただいまウチの冷蔵庫は瓶だらけ(笑)、でも中身が見えるので在庫を把握することができて重宝しています。
注意しないといけないのは、真空密封と言っても劣化はします。腐らないわけではないです。その辺も食材によって異なるので、食中毒を出さないように管理してくださいね。
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