3月にShelter In Placeが始まってから・・・・


新型コロナの感染拡大と全米最大のホリデーシーズンを迎えることから、とうとうカリフォルニアに再びShelter In Placeが発令されました。エッセンシャルではないとカテゴライズされたビジネスオーナーは厳しい年末を迎えることになりそうです。

そもそも、マスク、マスクと言われていますが、問題はマスクだけではないのです。人々の公衆衛生に関する知識の乏しさがいまの事態を招いているのではないかと、個人的には思うのです。

公衆衛生の知識があれば、土足で家に入るなんて思わないし、なによりトイレの床に物を置いたり、誰がどこを歩いたかもわからない地面に置いたバッグをテーブルの上に置いたり、地面に直座りしたりしない。よね?アメリカにいると、カリフォルニアでさえも自分が極度の潔癖症ではないかと錯覚する。

みんな買い物へ行ってる?

私は行ってない。もう、ほとんど外へ出ていない!(庭以外)と言っても過言ではありません。引きこもり状態。すべて宅配サービス。

以前からCSAといって農協みたいなところから直接配送されるお野菜の宅配サービスを利用していたのだけれど、3月のShelter In Placeが発令した頃、急に需要が増加したためにそれはそれはヒドかった。届けられたのが、しなびたオレンジ5つとアスパラガス1束とか。


パンデミックなんて経験するのは初めてだから、みんなパニックになりスーパーの棚は空になり、宅配サービスもこのありさま。そして宅配サービスのデリバリー予約すら取れない状況になってました。まぁ事情は分かるけれど、その後のカスタマーサービスの対応が悪かったのでこちらは解約。

あれから8か月、グロッサリーの宅配サービスが充実し、私はもう、本当に必要なのに宅配では届けてもらえないもの、あるいはどうしても鮮度を心配してしまうもののみを店舗で買いに行く感じになりました。

主に利用している宅配サービスは

Safeway、Walmart、Target、Whole Foods、Amazon Fresh、Amazon Prime Now、Costco
こんなところですかね。それぞれ扱う商品やリワードメリット、宅配サービスの質(自社で委託したドライバーかとか)に特徴があるのですが、これらをうまく組み合わせるとほとんど手に入らないものはありません。

また、スペシャルな需要に関しては、例えば日本のお米が欲しいとか、新鮮な日本のお魚が欲しいとか、カニやサーモンが食べたいとかは、お米専門ショップが宅配してくれたりサンフランシスコやサンディエゴのお魚屋さんが宅配してくれます。

アジア系のスーパーも一部は宅配サービスを独自に委託しているところもあるけれど、日系はお話にならない。
唯一頑張っていたMarukaiもこのありさま。


どうしても比較してしまうと、中華系の宅配は凄い。きめ細かい商品のアップデートと、傷んだものが万が一あったらすぐさま返金、SNSに拡散される前に対処する素早さ、目を見張るものがあります。日系のスーパー、今までは多少高くても在米日本人が買いに来てくれていたけれど、いまは日本の商品もアジア系のスーパーで同じものが割安で手に入るので、しかもデリバリー、オンラインショップがないとなると、ますます厳しくなるのではないのかしら?まぁなにも物価高で生活の厳しいCA、ベイエリアよりもいま勢いのあるテキサス市場への移行を考えているのかもしれないけれどね。

こんなにも長く買い物や外食をしない期間が続くとは思わず、感染者が増えてはいるものの、けた違いに少ない日本の生活が羨ましくなるのです。




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ネコノツマコ、アメリカ カリフォルニア州在住。50代夫婦二人暮らし。アメリカ移住の生活の様子を気が向いた時に書いています。

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