今年もとうとう12月がきました
今年は本当にこれまでの人生の中でも1,2を争う気の沈む年でした。
私の中では東日本大震災に次いで気持ちが沈んだ一年になるのかな。今年は新年を迎えてから新型コロナウィルス一色でしたね。1月、2月は日本のクルーズ船での感染を知り、密室状態の船を特別な環境と考えていましたよね。
ところが3月4月にはあっという間に世界中に蔓延し、中でも欧州、イタリアの状況が深刻でした。皮肉なことに、ベネチアのあのゴンドラが通っていた水路が透明度が増し、魚が戻ってきたなどというニュースまでありました。そして、ここカリフォルニアもドン!と患者数が増えたのでした。人々はマスクや消毒剤を求め、私を含め多くの人が布でマスクを作りはじめましたよね。と同時に州知事はいち早く外出制限を発令し、学校を含め多くの人々が家からオンラインで授業や仕事をするようになったのもこの頃でした。
5月には本格的に規制が強化され、不要不急の外出を控える日々を過ごしていましたが、例のBLM運動が起きてしまいました。(このことに関しては今回は言及しないでおきます)。この運動により、人々が集まるきっかけができてしまい、もちろんマスクをしている方も多かったのでしょうが、やはり、”集まる”という密がさらに感染を拡大していきました。
また、くしくも卒業シーズンでもあり、やはり若者に”集まるな”といっても無理だったようです。
それに加えて、中国と密着していたWHO事務局長と大統領の様々な発言がコロナ対策に奮闘するファウチ博士の心を砕いてしまいます。”科学を信じない”大統領、”ウィルスはフェイクニュース”、”マスクは必要ない”などといった戯言のせいで、11月でもうすでに20万人以上のアメリカ人が帰らぬ人となったのです。
いったいこの国はなんなのか?先進国であるはずのアメリカ、市民をまもるべく働くはずの大統領が一体何をしているのか。マスク拒否、コロナ陰謀信者を増やし、国を二つに分断し、いまこの12月、さらにコロナが感染拡大をしています。
私の個人的な印象では、
100人いたら100人全員にどんな手段を使ってでもルールを守らせるのが中国。
100人いたら100人にルールを守ることがどれだけ有益かを説き、無理なくルールを守れるようにしたのが台湾。
100人いたら95人くらいルールを守り、守らない5人を誹謗中傷し村八分にして排除するのが日本。
100人いたら50人がルールを守り、守らない50人は守る50人をバカだと言い、守る50人が守らない50人をバカだと言い、お互い罵りあって自滅への道を歩んでいるのがアメリカ。
アメリカでは外国人の私。トランプ氏だろうがバイデン氏だろうがどちらが大統領でも構わない、とにかく今、市民が危機に瀕している、国がひとつになって疫病から人々を守るというその意思を見せていただきたい。アメリカ人よ!自由は生きてこそなの。屁理屈行ってないでみんなマスクして手を洗い、顔に触るな。くらい大統領が言ってもいいだろうに。
今年の5月、私はせいぜい10月くらいまでにはコロナ患者はかなり減ると思っていました。しかし、同じころファウチ博士はこのまま対策をとらなければ、少なく見積もって20万人以上の死者がでるだろうと言っていました。当時はみんな、「まさかそんなには、多く盛り過ぎだろう」と言っていたのでした。
現実は11月にすでに20万にを突破しています・・・。一部が対策を取っただけではだめなのです。みんなが一斉に集中して対策をすることが大事なこと、一斉にやらずに協力しないやつがいるから、いつまでもダラダラとピークを繰り返す。
ようやくワクチンの目途が立ってきましたが、どうなるのか不安ですよね。
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