Eatalyのマロングラッセ

11/16/2023

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マロングラッセ


以前、某日系スーパーで購入したマロングラッセがいかにアレだったか、そして落胆したかを伝えるために、「私はマロングラッセをこよなく愛する女」というタイトルで、暑苦しくマロングラッセ愛を語るブログ記事を書いた。


その記事の中で、あれはまだ夏の終わりだったかな。色々調べてEatalyでマロングラッセをお手頃価格で販売していること知ったけれど、まだ季節じゃないのか在庫なしで購入に至らなかった・・・、という内容を書いた。あれから待つこと数か月。ついに手に入れましたマロングラッセを!

2つのマロングラッセ

マロングラッセへの深い愛情が、私をマロングラッセに引き合わせてくれたのです。その贅沢な体験をお伝えするためには、2つの異なるエピソードがあります。ひとつは、日本での再会。もうひとつは、アメリカでの出会い。どちらも私にとって忘れられない瞬間となりました。

と、なんともドラマチックに表現してみましたが、本当のところは、日本へ行かねばならない用件があったからなのです。そして再び手に入れましたよ、デパ地下で。それは、都内某所のデパートの洋菓子店ゴンチャロフ。

ゴンチャロフのマロングラッセ

私はデパ地下へ行く時は、ゴンチャロフがあるかどうかを事前に調べています。日本へ行ったらまずゴンチャロフでマロングラッセを買う、これが1つのミッションでもあるのです。その高級感漂う箱には、イタリア栗と銘酒ナポレオンが使われていて、丁寧に1粒ずつパックされ包装されており、食べる直前までその香り高い風味が閉じ込められています。

最近はマロングラッセを扱う洋菓子店が減ってきているそうで、私の推す、洋酒の香り高いマロングラッセをこよなく愛する方にはおススメの名店です。1箱14粒入りで3,240円。円安(\150/$)の今なら体感で3割引き位に感じました。

14粒入りが一番大きな箱だったのですが、14粒が持ち帰る限界かな。賞味期限が長いとはいえ、2箱も3箱も買ってしまったら、辛い治療の後のRewardとして、1粒を大事に食べたい私にはちょっと無理かな。ということで、大事に大事に1箱をアメリカに持ち帰りました。



Eatalyのマロングラッセ

覚えていますか?先日のブログでのEatalyでのマロングラッセのエピソードを。以前、Eatalyのサイトと実店舗を訪れた際には、季節外れで在庫切れだったマロングラッセでしたが、10月が終わる頃になって入荷されたのです。

私は興奮冷めやらぬうちに、思い切って2箱も購入しました。Eatalyはアメリカでの拠点が東海岸、NYです。そこから西海岸へのお取り寄せです。NJの物流拠点から期待とともに届いた箱を開けると、中のマロングラッセは何とも言えない状態に。



しかし、それでも栗の一粒一粒は形を保ち、製造梱包時には綺麗に並べられていたことを伺わせます。ようやく私の手元にやってきたマロングラッセ、イタリアからアメリカへ、そしてアメリカの東海岸から西海岸への長旅に思いを馳せるのでした。

そんな思いと共にやってきたEatalyで購入したagrimontanaのマロングラッセ。10粒入り(約200g)でお値段$19.99です。ここの製品は元々製菓用に製品を販売しているところらしいです(会社概要に書いてあった)。

マロングラッセについては、ゴンチャロフの様に個別包装の化粧箱入りの商品もあるようですが、Eatalyでの扱いは簡易ボックスの方でした。こんなに遠路はるばる運ばれるとは想定していなかったのかもしれませんね。

日本で生まれ育った私のような人には、一般的に海外のお菓子は甘すぎることがあると感じることがあります。このイタリアからやってきたマロングラッセはどうでしょうか?見た感じは、グレーズされた砂糖のコーティングが結晶化していて甘そうです。

早速パッケージを開けて、1粒を手に取ってみました。イタリア栗(ヨーロッパ品種)はアジア栗に比べると小粒だと言われていますが、500円玉を一回り大きくした位の大粒で、割れもなく、とても丁寧に作られていました。

    ※賞味期限は約1年


味わってみたところ、結晶化していた砂糖に反して、上品で控えめな甘さは心地よく、ブランデーの微かな香りが余韻となって美味しさを引き立てました。やっぱり本場のものも美味しかったのね。

敢えてゴンチャロフと比べてみると

個人的な感想になりますが、日本で買ったマロングラッセと比較すると、やはりゴンチャロフのものがコニャックの風味が強く感じられ、それが特に印象的で大人向けのものという感じでした。

EatalyのAgrimontanaのマロングラッセは、イタリア栗のおいしさをしっかりと感じ、洋酒の風味は控えめで、レストランや製菓店に卸しているのが納得の素晴らしい味わいでした。美味しさにおいては、個人の好みが大きく影響するものであり、どちらが優れているとかではなく、それぞれが持つ特徴を楽しむことができました。

イタリアの秋は、栗の美味しさに溢れています。Eatalyで手に入れたマロングラッセは、お手頃な価格で購入できたこともあり、ますます魅力的でした。栗の風味、ブランデーのほのかな香り、そしてイタリアの風土が織りなす美味しさを想像し、私はまるで旅行中のような気分に浸りました。

私はマロングラッセをこよなく愛する女

通年手に入れられるわけではありませんでしたが、アメリカでも美味しいマロングラッセを手に入れられることができて、私はもう、マロングラッセ・ロスに怯えなくても良いのです。

アメリカにいると、食べ物がマンネリ化してると感じることが良くあります。マロングラッセに限らず、どうせこちらのものは激甘に違いない、とチャレンジしなくなってくるのです。特に東京では世界中の美味しいものがすぐに手に入る環境だったので、余計そう感じてしまうのかもしれません。

今回のように、ちょっと視点を変えるだけで、アメリカでも新たな発見と出会いが待っていることでしょう。美味しいものへの探求心は尽きることがありません。そんな日常の小さな贅沢と、世界中の美味しいものに感謝の気持ちを抱きながら、私のマロングラッセへの愛は続いていくのでした。
 

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*About

ネコノツマコ、アメリカ カリフォルニア州在住。50代夫婦二人暮らし。アメリカ移住の生活の様子を気が向いた時に書いています。

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