これは、私が睡眠検査を受けた時の話です。
先日ようやくSleep Studyを受けてきました。
この検査は日本語だと睡眠ポリグラフ検査っていうのかな、睡眠時の状態を睡眠施設へ出向いてお泊りしながら測るものです。一般的には睡眠時無呼吸症候群を検査したりするそうです。
私の場合は心臓病専門医(Cardiologist)からの照会-Referralで、先生曰く、入院中の血中酸素飽和度と心拍数の低下が気になるので睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea)のためのEvaluationをするのが目的だそうです。
保険のカバーで$25
私の場合、私の保険会社はPrior-Authorizationが必要(保険会社には医師がいて、その検査に妥当性があるかを評価します、医学的に診断に不必要な検査は却下されます。)で、Approveされると保険でカバーされます。
保険でカバーされるにはIn-Networkの検査施設である必要があるので、医師と検査施設が両方ともIn-Networkかどうか念のためチェックしておいた方がよさそうです。(通常はReferralを書く側の先生が保険適用かチェックしてくれる)
検査の予約は2か月前にとったので、あまり気にしていなかったのですが、検査の1ヶ月前になっても保険会社からPrior-Authorizationのapprovedレターと通知が来なくて、(先生忘れてるとか?)どうしたものか?と気を揉んでしまいました。
すると、検査の10日前にアプリとレターの両方にApproved の通知が来て、ホッとしました。Approve無しまたはDeniedで受けると約4000ドル以上ですから、こちらも神経質になってしまいます。
私の保険会社はPrior-Authorizationの評価を、原則72時間以内に完了するそうで、そんなに気を揉まなくても良かったみたいです。このSleep Study は保険会社とそのプランにもよるのですが、大抵は保険でカバーされるようです。※カバー後の請求額は$25でした。
肝心の検査は、宿泊用施設で行うのですが、ただでさえ寝つきの悪い私が、自宅以外ですんなり眠れるのだろうか?と検査の一週間前からモヤモヤし始めました。指定された時間は夜の8時ですよ。準備に時間がかかるので時間厳守と念を押されました。
もうすでに眠れる気がしない。検査の案内をしてくれた方が、お気に入りのパジャマや枕、ブランケットを持ち込んで良いと言ってくれました。まぁ、検査自体は痛いことはないらしいので心配はしてないのですが、眠れるのかなぁ。
アメリカの医療機関の良いところ
話がちょっとそれますが、こちらの医療機関の良いところは、なにかイベント(診察や検査や手術など)が発生する1週間前や2日前、1日前に電話がかかってくることかな。電話であなたの予約は何日の何時ですよ、というやつ。
もちろん電話に出られるなら出たほうが良いのだけれど、出られなくても留守番電話にメッセージが残っていて、基本的には予約時間に行くことができない場合に速やかに連絡をすればよい感じです。
また、電話自体がシステムメッセージで、1とか番号を入力することで予約が確定できたりします。そして予約通りに行くと待たされない。この点もアメリカと日本の病院と比較してしまう。
検査当日
さて、検査当日は早い時間に入浴を済ませ、軽く食べ物を胃に入れて(空腹で眠れないのは最悪なので)パジャマや枕などを持って旦那に送ってもらいました。夜間専用入り口から入ってチェックインしたら、明るい青年が出迎えてくれました。
これからいくつかのセンサーを体中につけるので、トイレへいくなら今のうちに済ませてね、と言われ早速トイレへ。そして案内されたのは少し薄暗いトーンのモーテルのお部屋のようなベッドルーム。
そこで早速私はパジャマに着替えました。その間検査技師がたくさんのコードやテープを用意していて、手、足、胸、腹、顔、頭などにすごい数のセンサーを体に付けられました。そして、その様子を黙って写真に撮り続ける旦那。興味津々です。
センサーを付けてくれている間も、いろいろと説明をしてくれたので、緊張は全くなかったです。
最終チェック
最後に鼻に酸素を送るチューブを装着するのですが、これは無呼吸状態や、いびきの状態によって装着したマスクに酸素が送られるためのものだそうです。何も問題がなければ酸素は送られていないからね、と念を押されました。
そしてすべてのセンサーが正しく装着、機能しているかのチェックと微調整をして、旦那にはその間持参した枕やタオルケットなどをセットしてもらい、いよいよ就寝です。
ですが、そのまえにこんなやりとりをしました。
こんなにコードがあってトイレはどうするのですか?
あのカメラに手を振ってくれるなり、Hey,DJ!と呼びかけてくれ、30秒でトイレへ行けるようにコードを調節するよ。
夜中に水を飲んでもいい?
Ok,すべてはWaterproofだから大量にこぼさない限り大丈夫だ。
寝返りうってもいい?抱き枕使ってもいい?
ごめんな、それはだめなんだ。Roll-overしないでおくれ。抱き枕もだめなんだ。フラットな体制で寝てくれ。
えええ!そんな!寝返りが打てないなんて、大丈夫だろうか?一抹の不安を抱えながらも、旦那に朝5時過ぎに迎えに来てね、と念を押して消灯です。この時時刻は夜の9時過ぎでした。
検査の終了
その後、うとうとし始めると、他の検査を受ける人なのかな、ボソボソと話し声がず~~~と聞こえてきます。そう、ベッドで電話で話してるっぽいんです。でもそのうち気にならなくなり、でもなんか意識はあるのです。早く眠らないと、とか、あ、いまオナラ出ちゃったとか。足が痛いなぁとか。
そしてしばらくしたら、ドアをノックする音がして、起きる時間だよ~って。
ええっ、待って!眠ってないんだけど、全然眠ってないんだけど。検査技師にごめん、データ取れなかった?全然眠ってなくてごめん、と言ったら、
おいおい、何を言ってるんだい?君はグレートなジョブだったよ。よく眠ってたね。だって。
え?ウソでしょ?と思い、同時に着けてたアップルウォッチの睡眠アプリを見たら、6時間も寝ていた。ということは、眠っていないという夢を見ていたってこと?まぁとにかくデータはとれたらしいので、コードを全部外してもらっていると旦那が到着。
二人で朝焼けを見ながら自宅へと戻ったのでした。
こんなにも寝た気のしない検査で大丈夫だったのだろうか?結果は後日医師のフォロアップの際に説明があるよ~、だそうです。
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