アメリカでEMG検査- 痛みとヘルレイザー

10/26/2023

California アメリカ 医療

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https://neurologistainfantil.site/eletroneuromiografia-vitoria-enmg/からお借りしてきました

EMG(筋電図検査)とは、神経と筋肉の働きを評価するための診断テストです。痛みとUnforgettableな体験を伴うこの検査について、ブログに書き残しておきたいと思います。

EMG検査は、神経障害や筋肉障害の診断に使用されます。私は退院後も、手足のしびれや筋力の低下に悩まされていたため、Neurology(脳神経科)の先生はEMG検査をオーダーしたのでした。初めて聞く検査に不安と緊張が入り混じる中、検査室に案内されました。

練習台にされた?いえ、通常運転です。

検査室で待ち構えていたのは技師さんで、着替えを済ませた後、簡単な説明の後、神経伝導速度検査(Nerve Conduction Studies, NCS)と称して、小さいスタンガンのようなもので私の筋肉の活動を測定しました。

この段階は比較的痛みはなかったのですが、私はまだ検査が始まったばかりだということを知りませんでした。このミニスタンガンで撃たれるような、ビリっとする刺激がEMGの検査だとばかり思っていました。

そして、この検査はとても長く、約1時間程かけて電極の端子を何度も撃たれながら念入りに記録していました。(段々と痛みが顕著になってきた気がした)あまりに長くて練習台にされているのかと思ったほどです。

※電流を流す前に、必ず、「ready?3.2.1」と声をかけてはくれます。

先生登場

そして、ようやく終わったかと検査技師が部屋をでて、先生を呼びに行きました。本検査(EMG)は医師立ち合いの元でデータを見ながら行うそうです。そして、検査技師が針を用いて神経を刺激する、筋肉の活動を調べる部分が始まりました。

この時、針に電気を流す瞬間、痛みは強烈で、リラックスして、と言われても悶絶する痛みに、リラックスなんてできる人いるのか?頭沸いてんじゃないの?と心の中で悪態をついていたほどです。

脳裏によぎるヘルレイザー

この拷問のような瞬間、私の脳裏には映画「ヘルレイザー」のようなシーンが浮かびました。それほどの痛みで、私は検査が進行するにつれて、ますます緊張感が高まりました。

amazon.co.jpからお借りしてきました。

針を神経に刺したまま筋肉を動かす

この検査は、針を神経に刺したまま、指や手首、足を動かすように求めるものでした。針が刺さったままの状態で筋肉を動かすことは、言葉では表現しきれない奇妙な感覚をもたらしました。その痛みと違和感に、私はしばらく放心状態になってしまいました。

これほどの拷問があるのだろうか

EMG検査の痛みは、私にとってこれまで経験したことのないものでした。この瞬間、私は痛みの度合いに、もうヘルレイザーしか思い浮かばないのですよ。そして、私は自分自身に問いかけました。「これほどの拷問があるのだろうか?」と。(泣くのだけは我慢した)

検査が進行するにつれて、私はしばらく放心状態に陥りました。痛みと不思議な体験が続いており、正確なデータを取得することが難しいほどでした。あまりの痛みに苦悶する私を見て、検査技師が「I’m so sorry....」と謝るのですが、私は息も絶え絶えに

You don't need to say sorry, I have to, just keep going...
検査技師が謝る必要はないので、私には「I have to, just keep going(私は続けなければならない、進めてください)」と言うしかなかったのです。(あの状況でよく言えた、自分)

針はもう抜いてるのに針が刺さっている感覚

そんなこんなでやっとのことで検査が終わったのですが、驚くべきことに、針がもう抜かれているのに、針が刺さっている感覚が続きました。この感覚は不安を増幅させ、3度も検査技師と医師に「もう針刺さってない?」と確認したほどでした。


結果は痛すぎて正確なデータが取れず

結局、検査の結果は痛みのため筋肉の緊張度合が高すぎて、診断に必要な正確なデータが得られませんでした。(私の忍耐力のなさのせいか?)

日を改めてもう一度やる?( Well, you have an option, you can do it another day )と医師に言われたときは、即答で「No,I don’t(want to do it again).」と答えたことを付け加えておきます。

しかし、世の中に、この検査を受けることができる人々がいると思うと、彼らの強さに敬意を表せずにはいられません。

車でも放心状態

検査後、車で家に帰る途中、私はまだ放心状態でした。運転に専念できず、その痛みと感覚が私を支配していました。家に帰ると、私は完全にぐったりしました。EMG検査の経験は、体験したことのない痛みと不思議な感覚をもたらし、その日一日は回復に時間を要しました。

最後に、誤解のないように書くと、EMG検査は、痛みと過酷な体験を伴うものであることがありますが、医療診断に貢献する重要な手法でもあります。その痛みの感じ方には個人差が大きく、一概には言えないものです。あのようは表現を使いましたが、恐怖心を植え付けるつもりではないとご理解ください。

また、痛みに耐えながらも、この検査は正しい診断と治療に向けた情報を提供する役割を果たしています。ただ、私には向かなかったのだ・・・。そう思うことにしています。



診断にかかった費用は$0

結局徒労に終わったEMG検査ですが、自己負担は$0でした。保険適用前だと$966でした。

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*About

ネコノツマコ、アメリカ カリフォルニア州在住。50代夫婦二人暮らし。アメリカ移住の生活の様子を気が向いた時に書いています。

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