いちじく全滅の意外な真相

7/17/2021

California イチジク ガーデニング 雑談 事件 単為結果

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Photo by Lum3n from Pexels

庭にあるいちじくの木

今住んでいる家のバックヤードにはそれはそれは大きないちじくの木があることは何回かブログの記事にしている。

私はいちじくの世話をするのが初めてのことだったので、毎年いろいろと試行錯誤を繰り返しながら収穫を目指していたのです。まず、植えられている品種がわからない。とにかく庭に遊びに来るいろんな人に見てもらって世話の方法を聞いたり、お隣さん(イラン人)がたいそうイチジクが好きらしいので、いろいろと聞いたりしていた。
しかし、一度も熟さず落果してしまう。




陽当たりが良くないと思うよ、と言われれば頑張って枝を剪定し、まんべんなく陽が当たるようにし、水が足りないんじゃない?と言われれば水の量や頻度を増やしたり、肥料不足なのでは?と言われれば果実結実に良いと言われる肥料を適切な時期に施し・・・とそれは本当に大変な労力を割いてお世話をして3年経ちました。

今年は陽当たりも、水やりも、追肥もきちんとしたせいか、春からぷっくりとした実がたわわにつき始め、6月には今年こそ収穫に至るであろうと、ものすごく期待していました。




ところが、6月の中頃からぷっくりと実ったイチジクがどんどん黄色くなりはじめ、いよいよ収穫か!と試しに採ってみたところ、中から変な粉が出て熟すどころか黒っぽく変色していました。
これはカビなの?なんかおかしい!と、どの実を割っても全部そんな感じ。病気にしても1つや2つじゃないんです。まだ緑色の実を割ってみてもまるでスポンジを握っているよう・・・。

なんの病気なんだろう?







お世話をきちんとしたので、今年はやっと収穫できると信じて疑わなかったので全く何がいけなかったのか見当もつきません。そして、数日の間にどんどん黄色くなって落ちてきてしまっています。一体何の病気なんだろう。イチジクってどのサイトをみてもそれほど手間のかかる果実とは書いていなかったし、病害虫についても該当する症状や虫の形跡がない。

もう打つ手がない。お手上げだ!

毎年せめて1つでも熟してくれたら報われるのに・・・と思いながら、日本語と英語で検索ワードを色々調整しながら原因を探っていく。

ここまで答えが見つからないのは、検索の仕方に問題があるのではないか、と考えました。いくら”イチジク 落果”とか”いちじく 病害虫” ”イチジク 未熟のまま落ちる” とか検索しても、水だの肥料だの陽当たりだのしか出てこないんです。同様に英語でも検索して読み漁っていたのにです。

何かが間違っていることは、わかるけれどその何かがわからない。検索する視点を変えない限り同じことの繰り返しになってしまいます。そこで、これはいちじくの品種に由来するものではないかと思い始めたのです。そういえば、未だにこの木の品種は特定できていなかったのです。

イチジクの品種を探す


特徴としては、春、夏、秋に結実する。実は緑。縦じまは薄い。そんな程度にしかわからないのです。たくさんあって、明らかに紫色になる品種以外は該当しそうで判別がむずかしい。そこで、実が熟さなかった時の特徴を検索しました。
実を割ると粉っぽい。グレーがかった中身、皮はやわらかい。画像で検索をかける。
でも日本語では該当するイメージが出てこなかったのです。英語で同様に検索すると、やはりドライイチジクの糖の粉などしか該当しないのです。

いくら手元イチジクの特徴を検索してもわからないなら、品種の特定を進めるために、逆にイチジクにはどんな品種があるのかを徹底的に調べなきゃだめだよね。発想を変えて品種について調べていくと気になる1語が。Caprifig produces inedible figs.... え?INEDIBLE?


意外な真相はオスの木


イチジクにはオスの木が存在する。え?まさか!
オスの木について掘り下げていくと、動画を発見しました。まさにうちの木と同じ状態です。動画の主はこの木はオスの木で食用の実はならない。そして、握ると粉がでるでしょ?割るとおしべしかないんだよ、と。




あ~!!!おんなじ!まさにコレ!
何よ!ウチの木はオスの木だったの?…どんなに世話をしても熟さない訳だわ。
調べたらCaprifigといってかつて品種が改良されるずっと以前にイチジクの受粉率を上げるために数百本につき1本ほどの割合で果樹園に植えていたそうで、現在は品種改良が進んで単為結果する品種が好まれるので必要ないそうです。もちろん、今でも受粉を必要とする品種があるのでどこかにメスの木があるのかもしれませんが、どういうことなの大家さん!わざわざオスのイチジクを植えていたってこと?もしくは大家さんも知らなかったとか?

どうりでどんなに世話をしても熟した美味しいイチジクができなかったわけだ。はぁ3年目にしてようやく原因というか理由がわかってすごく・・・・すっきりした!きっとうちのイチジクによってどこかのメスの木においしい果実が成っているのでしょう。



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ネコノツマコ、アメリカ カリフォルニア州在住。50代夫婦二人暮らし。アメリカ移住の生活の様子を気が向いた時に書いています。

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