【イエローストーン7泊8日】絵葉書の中へ―ガイザー巡り (2)

7/29/2026

アメリカ 旅行





前回はサンノゼからイエローストーンまでの移動や全体ルート、探索前に知っておきたいポイントをお届けしました。

それを受けて、いよいよイエローストーン国立公園内での本格的なアドベンチャーが始まります!

今回はオールドフェイスフルに3泊し、2日間かけてじっくり間欠泉(ガイザー)巡りをしていきます。今回の旅行は、念入りに一年前から下準備を重ねてきました。

まずはしっかり朝食から

以前グランドキャニオンで死にかけた話の際、朝食を軽んじたために大変な目に遭った反省を活かし、今回はしっかり朝食をとることに。(このために、随分前から朝食をしっかり食べられるよう生活リズムを整えてきたほどです!)


朝はホテルの朝食ビュッフェで、タンパク質と炭水化物をバランスよく補給。(ビュッフェとは別に単品メニューもありました。)
朝食を味わいながら、二人で今日の予定をすり合わせていきます。

今日のテーマは「車を使わず、私の体調を考慮しながら徒歩で探索すること。」

ハイキング前のチェックリストを確認!
  • オールドフェイスフルのビジターセンターでパスポートにスタンプを押す
  • ざっくりとお土産品を物色
  • インフォメーションカウンターで間欠泉のおおよその噴出時間を確認&NPSアプリの最新情報をチェック
  • 水を補給して出発!
オールドフェイスフルの間欠泉はある程度予測されている上に、宿からも近いので「滞在中の空いている時間に見に行こう」という方針にしました。

装備と賢い水分補給戦略

「大人のハイキング」の記事で準備したものを1日分に分け、旦那のリュックにウィンドブレーカーと約2L入る真空断熱ボトル(水)を入れて背負ってもらいました。

それとは別に、二人それぞれ500mlのボトルを装備。

旦那:ただの水
ツマ子:Nuunを入れた電解質ウォーター

これにトレッキングポールを持って出発!

想像以上に脱水が進む環境なので、Nuunで作った電解質ウォーターを適宜リフィルしつつ、常に「真水」も確保しながら回しました。

すべてを電解質ドリンクにしてしまうと、「手を洗いたい」「すりむいた傷口をサッと流したい」という時に真水がなくて困ってしまいます。この「真水+電解質」の2本立てスタイルは大正解でした。

いざ、Morning Glory Poolへのトレイルへ


午前中は Morning Glory Pool に向かってトレイルを歩きながら、点在する間欠泉を巡ります。お昼過ぎ頃に戻ってランチを食べる予定です。

歩いている途中、運よく Daisy Geyser が噴出するタイミングに遭遇できました!

ひたすらポコポコと音を立てる間欠泉や、日本の地獄谷のようなボコボコとした湧き出し口。
これを見ていると、日本人なら絶対一度は思ってしまうはずです。

「あぁ、ここで温泉卵つくったら最高だろうな…」
「ここに温泉宿を作ったら流行るだろうな…」

イエローストーンを訪れたら、きっとあなたも一度は思うはずです(笑)。

標高の洗礼と予期せぬ出会い

なお、この期間 Biscuit Basin は安全のため閉鎖されていました。そのため Morning Glory Pool を回ったら折り返します。

途中で旦那がトイレへ行きましたが、言わずもがな「ボットン(ボットン便所)」だったので、おむつを履いてきて大正解でした。

トレイルの途中の分岐で往路とは別のルートを歩き、たくさんの Geyser を散策。ここで何を思ったか、旦那が「Geyser Hill を登って降りてこようよ」と言い出したので軽くOKしたのですが……。

途中で息が上がり、心拍数が爆上がり!「標高が高い」ということがどういうことなのかを思い知らされました。

でも、登り切ったところからの見晴らしは最高!そこで少しエネルギー補給をして、ゆっくり降りていきました。途中、かわいらしいマーモットやうさぎにも出会えました。

あと、やっぱり Gnats やら顔の周りをぶんぶん飛ぶ虫が多かったので、頭から防虫ネットをかぶりました。持ってきて大正解!蚊も結構いました。

限界突破の夕食とバタンキュー

寄り道したので4時過ぎにビジターセンターへ戻り、まずは仲良くアイスクリームで一休みにしました。

というのも、6時半からホテルのレストランで夕食を予約していたため、今さらしっかりランチを食べるわけにもいかなかったのです。(しっかり食べた朝食と持参したスナックのおかげです。)

そしていざ夕食タイム。



美味しいお料理を目の前にしつつも、1日中歩き回った疲労と標高の高さも相まって、夫婦そろって眠くて気絶しそうになりながらなんとか夕食を流し込みました。

部屋に戻ってお風呂に入ったら、文字通りバタンキュー。初日のガイザー徒歩探索はこうして幕を閉じました。

2日目:車でのガイザー巡りとプライベートガイド

翌日は車移動に切り替え。Madison周辺に向かって、*プライベートツアーガイドさんと一緒に回りました。

車での移動では、2lの真空断熱ボトル2本に冷水を満タンにして、散策後に各自のボトルに補給していく形で水分を確保しました。

Old FaithfulからMadisonへ向かうルートには、魅力的なスポットがたくさん詰まっています。ガイザーエリアといえばポコポコと湧き出る温泉を巡るのが中心ですが、時にはFairy Fallsのような美しい滝へと続くトレイルもあり、時間や体力に合わせて柔軟に楽しめます。

Madisonには広大な草原のような開けた場所に、ポツンとInformation StationとBookStoreがあり、ここでもPassportのスタンプがもらえるので集めている方はお忘れなく。



この日はトレイルの散策も心ゆくまで味わいました。草原の岩場からひょっこり頭をのぞかせるシマリスを目で追ったり、小鳥たちの爽やかなさえずりに耳を澄ませたり。「やたらと大きいカラスだな」と眺めていたら、実は愛嬌たっぷりのレイブン(ワタリガラス)だったり。移動中の車窓や立ち寄り先でバイソンやエルクが現れるたび、夫婦で大興奮でした。



そうして大自然を満喫していると、時折「パン!」と乾いた高い音が響くことがあります。

実はこれ、危険な距離まで近づいたグリズリー(クマ)を追い払うために、パークレンジャーが撃つ空砲の音なのだそう。野生動物と人間が互いに安全な距離を保って共存するための、現場のリアルな緊張感に思わず身が引き締まりました。

混雑とランチの教訓:「イエローストーンはディズニーランドである」

車で回り始めて痛感したのが、イエローストーンの怒涛の混雑ぶりです。

間欠泉の噴出タイミングと重なると、駐車場やショップ周辺は「ここディズニーランドですか!?」とツッコミたくなるレベルの大行列になります。

例えば人気の Norris Geyser も駐車場が超激戦区。ここを狙うなら、気合を入れて張り切って早朝に行くか、人が引く夕方を狙うのがおすすめです。

そして、道路で「ん?渋滞?」と思ったら理由はだいたい2つ。
  1. 野生動物がいて、みんなが路駐して見ている
  2. 駐車場待ちの渋滞
一本道で避けるルートがないので「NPSのWebCam(ライブ映像)で混雑状況を確認したい…」ところなのですが、ここで「そもそも園内は携帯の通信が繋がらない」という絶望の罠が待っています(笑)。車を出す前に、WiFiのあるビジターセンターやインフォメーションステーションで確認しておくのが安心です。

また、お昼ごはんは出発前、混む前に確保するのが絶対の鉄則!とくにUpper GeyserエリアはOld FaithfulにしかGeneral Storeはありません。ツマ子も出かける前にサクッとGrab & Goのサンドイッチなどを買い調達を済ませました。人気エリアでの食べ物確保は、とにかく「早め・簡単」に限ります。

*車内の「プライベートツアーガイド(優秀なガイドさん)」の正体


ちなみに今回、車移動の相棒として大活躍してくれた「プライベートツアーガイドさん」。
実はこれ、「Shaka Guide」という音声ガイドアプリのことなんです。

GPSと連動して絶妙なタイミングで見どころや歴史、ローカルな話題を解説してくれるので、まるで本当に優秀なガイドさんが助手席に乗っているかのようでした!(このアプリの詳しい魅力や使い勝手については、旅の総括記事でたっぷり語りたいと思います。)

おわりに

歩き倒した初日から、車で賢く回った2日目まで。

壮大な間欠泉の景色はもちろん、野生動物との出会いや混雑との戦いも含めて、イエローストーンのダイナミックさを全身で体感したオールドフェイスフル滞在となりました。

次回は、いよいよ迫力のダイナミックな景観が広がる「キャニオン編」をお届けします!
ボールドイーグルの鮮やかな滑空や、キャビン近くに現れたグリズリーなど、まだまだ冒険は続きます。どうぞお楽しみに!

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