ツマ子の大人の夏休み、イエローストーン旅日記の第3回目。
今回はOld Faithfulの宿をチェックアウトし、ガイザー巡りを終えていよいよ北上。次の目的地・キャニオンエリアを目指すルートです。
硫黄の湯煙と温泉饅頭の望郷
まずはShaka GuideとともにNorris Geyser(ノリス・ガイザー)へ。ここでもまずはパスポートにスタンプを忘れずに押します。
有名なPorcelain Springsをはじめ、大小さまざまな美しいガイザーを巡ります。日本の草津温泉を彷彿とさせる湯畑のような硫黄の湯煙を全身に浴びながら、歩いて、歩いて、歩き倒しました!
お昼はGeyserのベンチでツナサンド。湯煙を眺めながらのランチです。
しかし、湯煙をじっと眺めていると、歩き疲れた体から心の声が漏れ出します。
「あぁ、温泉饅頭が食べたい…」
「正直、もうガイザーはお腹いっぱいです…!」
温泉=温泉饅頭という方程式は、日本人のDNAに深く組み込まれているのでしょうか(笑)。
なお、Norris Geyserは駐車場争奪の超激戦区。園外からの観光客と園内滞在者が集まる午前中は特に要注意です。混雑時にはレンジャーが駐車場への侵入自体をブロックすることもあります。
こうなると路駐も争奪戦が厳しいため、先に他のエリアを回るか、1〜2マイル歩く覚悟で遠くに車を止めるしかありません。狙い目は人が少し減る午後3時過ぎ。この時間帯なら、少し待てば駐車できる回転率になります。
気を取り直してCanyonへ……のはずがまたまた「死亡フラグ」?
Norris Geyserを出た後は、すぐそばの「Museum of the National Park Ranger」に立ち寄り、パークレンジャーの歴史をじっくり学びました(Shaka Guideのイチオシスポットです)。
ここで少し時間に余裕ができたため、「Mammoth Hot Springs(マンモス・ホットスプリングス)でスタンプだけ押していこうか」という話に。……となったはずなのですが、「せっかくだからマンモスも少し回ってみる?」と自分から言い出してしまった私。
「大丈夫?かなり歩くよ?明日でもいいんだよ?」と旦那に何度も念を押されたにもかかわらず、「せっかくだから!」と強硬突破。
はい、これがまたまた自滅の「死亡フラグ」でした(笑)。足の疲労に容赦ない追い打ちをかけつつ、後半は息も絶え絶え、旦那に帽子以外の荷物を託さねばならぬほど、ヘロヘロになりながらもなんとか巡り切りました!
Canyon Villageの洗礼と「フードコートの絶望」
ヘロヘロになりながら車へ戻り、ガツガツとアップルソースを口にし、Canyon Villageへ向かうと、道路は大渋滞。「なんだろう?」と思っていると、突然、乾いた銃声が響き渡りました。
なんと、Villageそばのキャンプ場の食べ物を目当てに、グリズリーベアが現れていたのです。パークレンジャーの誘導で1台ずつ慎重に通過していきます。レンジャーさん!ありがとう!
ようやくVillageに到着し、チェックインしたのです…が、案内されたのは離れの別棟。なんとWi-Fiが一切つながりません!
しかも敷地内にちゃんとしたレストランがない…、だと?
トボトボと徒歩でVisitor Education Centerとショッピングエリアへ向かったのですが、待っていたのは「ガッカリ…」なフードコート。General Storeの中にあるフルサービスのダイナーは、なんと夜7時で営業終了とのこと。
二人とも「多少お金がかかっても、夜はレストランでしっかり食事をしよう」と楽しみにしていた旅行だったので、ここに2泊する身としては大ショック。「朝も夜もあのフードコートはいやだぁぁぁ!」と心の中で叫ばずにはいられませんでした(切実)。
まぁ、そうは言っても何も食べないわけにはいきません。結局ここでもフードコートで無難なハンバーガーとポテトをチョイス。
イエローストーン滞在中、朝はビュッフェ、昼はツナサンド、夜はバイソンバーガー……というか、毎日ハンバーガー食べてる気がする!
早朝のご褒美!白頭ワシとGrand Canyonトレッキング
Canyon Village滞在の翌朝。早起きをしてGeneral Storeのカフェで朝食を済ませ、ランチ用のサンドイッチを調達。Visitor Education Centerで給水を完了し、パスポートにスタンプを押していざGrand Canyonへ!ここも駐車激戦地のため、朝一番で向かいます。
すると「早起きは三文の徳」、最高のご褒美が待っていました。
頭上に広がる澄み渡った青空に、アメリカの象徴・Bald Eagle(白頭ワシ)が悠々と舞う姿が!!
猛禽類が大好きな私にとって、頭上を大きく飛翔するイーグルの姿を間近で見られた感動は、もう言葉になりません。(距離がありすぎて写真は撮れなかったのですが、この目にしっかり焼き付けました!)
テンションが上がったところで、いよいよキャニオン下りへ挑戦です。
脳裏によぎるのは、かつて経験したあのグランドキャニオンでの教訓。「下りはラクラクという罠」を私は決して忘れていません。
(おむつ万全よし!)トレッキングポール良し!水良し!エネルギー補給良し!Apple Watch良し!旦那良し!(笑)装備を万全に整えて、いざ出発です。
無理のない距離のコースを、朝の冷たい空気の残る木陰の中、景色を楽しみながらゆっくり降りていきます。一旦休憩を挟み、いよいよ帰りの登りへ。
標高の高さを考慮し、Apple Watchの心拍数アラームに従いながら、一定のペースで絶対に無理をせず一歩一歩登ります。登りは景色があまり変わらないため、足の疲労に意識がいってしまいがちです。
あと少しでパーキングへ戻るという分岐点で、旦那が「脇道の滝も見に行ってみない?」と提案してくれました。普段から私の体調をしっかり気遣ってくれる旦那ですが、ここでもナイス提案!
幸いアップダウンのない道だったので、足を延ばしてみることに……迫力満点の素晴らしい滝を見ることができました。
そして…無事に帰還!!
「やったー!やればできる子なんですよ、私は!」と心の中で自分を大絶賛しました(笑)。
アイスクリームとHayden Valleyの動物たち
グランドキャニオンの白頭鷲や絶景に感動し、無事に車へ戻ったら、点在するビューポイントに立ち寄りながら、Tower Rooseveltへ移動。General Storeで冷たい飲み物を買い、朝調達したサンドイッチでランチタイムです。
ここで食べたGeneral Storeのアイスクリームが、疲れた体に染み渡って本当に美味しかった…!
ランチ後は、あっけないほどシンプルなTower Rooseveltを眺めつつ、「Shaka Guide」おすすめのトレイルをのんびり散策。
帰りは野生動物の宝庫・Hayden Valleyを通るルートを選択しました。
無茶苦茶気の強い、Chipmunk(シマリス)に威嚇されたり、ひっそりと咲く花の蜜にやってくるハミングバードや蝶を眺めたり、また、恐ろしいほど静かなトレイルへでてしまい、クマに遭遇しないかひやひやしたり、たくさんのエルク、バイソン、そしてハクチョウなどの鳥たちをじっくり観察することができ、双眼鏡が大活躍!大満足の締めくくりとなりました!
おわりに
温泉饅頭への切ない望郷から始まり、自滅の死亡フラグ、Wi-Fiと夕食難民のダブルパンチ、そして青空を舞う白頭ワシと絶景トレッキングまで。
アクシデントも感動も丸ごと詰め込んだようなキャニオン滞在となりました。
次回は、いよいよイエローストーン旅日記の最終章!ノースキャニオンからレイク湖畔を周回、フィッシングブリッジで出会ったペリカンなど旅の締めくくりにふさわしい美しい景観をお届けします。どうぞお楽しみに!
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