油汚れも焦げ付きもスルっと落ちます

日本では大晦日までに年末の大掃除をして、家中の汚れを落として新年を迎える方が多いと思うのだけれど、アメリカは違う。なぜなのか理由は良く知らないけれど、大掃除は春にやるらしい。一度北欧系のご近所さんに、年末に外で網戸を洗っていたら、「あら？引っ越しちゃうの？」って聞かれて、「いえ、年末の大掃除をしているんですよ」って答えたことがある。そうしたら、ご近所さん、「え？寒いのに大掃除するの？」と驚かれ、「日本では1年の汚れをすっかり落として、新しく新年を迎えるのが習慣なのですよ。」と説明をした。そうしたら、「アメリカだと春になって暖かくなってから、大掃除をするわよ～。だってまだストーブや暖炉を使うでしょ？」と言われ、確かにそれはそうだよね、って思ったのでした。

そうは言っても、やはりうちでは年末に大掃除をしたのだけれど、キッチンがね～、結構大変なのです。アメリカの七不思議（笑）の一つにキッチンの換気扇があげられるのだけど、アメリカのキッチンは換気を室内に排出する仕様なんですよ。なんなのよ、あれは！初めて住んだところがアパートだからかと思ったら、古い家は結構そうだったりするのよ！最近は排気のダクトを直接外へつないでる家も増えてるらしいですが、基本的に、排気はなぜかキッチンの中と屋根裏。ですからレンジのそばからでる油煙などは換気扇のフィルターを通しているとはいえ、室内、または屋根裏に流れていきます。

だから、キッチンの作りによっては食器棚などが油っぽくなったりするし、食器棚の上に置きっぱなしのものはかなりべたべたする。毎日きれいにしているつもりでもやっぱり年末の大掃除にはベタベタしてる。だから肉を焼くのは裏庭でBBQグリルで焼いたりするらしい。

私は、ガスレンジの五徳やIHのガラストップのエッジなどは吹きこぼれの汚れで一気に凹む。凄い凹む。どんなに毎日きれいに掃除を心掛けても、たった1回の吹きこぼれであー！！ってなりませんか？そりゃぁ使ってるとどうしても汚れが落ちずにこびりついてしまうこともある。とくに牛乳などのタンパク質と油と炭水化物が合わさったような汚れはしつこい。時間を置くとさらに落ちにくい。そして開き直る（笑）の繰り返し。

そんな汚れをスルっと落としてくれるのが、誰もが知ってるアレ。アレを使えばびっくりするほど汚れが落ちるんですよ！奥さん！旦那さん！わざわざ重曹とかクエン酸とかセスキなんとかとか買わなくて良いんです。毎日使ってるアレで落ちるんです。

引っ張りがうざっ！って言われないうちに言うと・・・。

キッチンの汚れは大抵は食洗機で落ちます。といっても、食洗機に入らないものもあるじゃないか！ボケぇ！と怒らないで。食洗機のあの洗剤。あのタブレットを熱めのお湯で溶かして歯ブラシや雑巾につけてこすると、スルっと落ちるのです。もうびっくりするほど！特に最近のタブレットになってるやつは凄い！でもちょっと待って！早まらないで！食洗機のあの洗剤はアルカリ性洗剤なのです。ですから絶対に素手で扱わないでくださいね。

掃除用とか炊事用の手袋を付けてから、雑巾や歯ブラシ、スポンジ、タワシなどを浸してこすったり、シンクに浸けたり、ペーパータオルでしみこませて貼り付けてみたり。とにかく良く落ちます。水で溶かすよりお湯の方がよく落ちるし、溶かしたらよくかき混ぜてくださいね。そして最後は水ぶきして洗剤成分をよく拭ってください。

最後に、ふふふ、ここまで引っ張ってごめんよぉ～！