CLEAR社のコロナワクチンパス

4/05/2021

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新型コロナウィルスのパンデミックで注目される生体認証


昨年の春節を境に全世界で猛威を奮っている新型コロナウィルス。1年経過した今、ようやくワクチン接種が開始され、流行を抑え込もうという状況になりつつあります。そんな中、以前からあった生体認証による個人認証システムに再び注目が集まっています。

CLEAR®の生体認証システムサービス


空港でチェックインを済ませると通らないといけないのがセキュリティチェックですよね。全米の空港ではTSA Pre-Checkなどの優先通過サービスなどがあるのですが、その中の1つに生体認証システムをベースとした有料サービスのCLEAR社のサービスがあります。このCLEAR®システムに登録すると空港のセキュリティチェックの列を最前列までスキップすることができるのです。また、このCLEAR社の生体認証サービスは今では、大きなスタジアムや美術館、病院や学校などセキュリティを重視する施設での採用が広がっています。今現在はパンデミックで不要不急の旅行を控える指示が出ていますが、ワクチン接種率が上がったら徐々に解除され旅行者が増加することが予想されますし、さまざまな商業施設やスタジアムなども再開するところが増えてくると思います。

コロナウィルスに対応した CLEAR®Health Pass

そこでCLEAR社が目をつけたのがコロナワクチンのパスポート。コロナワクチンを接種した記録を登録し、個人認証に反映させるというものです。3月頃からEU諸国やアメリカでもしきりにワクチンパスポートが話題に上がっており、アメリカ政府としてまだ指針は出ていないものの、いくつかのサービス(航空業界や大規模商業施設)ではコロナワクチンパスポートの早期実施を求めています。CLEAR社も自社の既存のサービスにワクチン接種歴等を登録して運用していくことを表明しています。

実装はいつか

結論から言うと、この記事を書いている時点ではまだ未定です。
CLEAR社のサービスは元々有料の個人生体認証サービスで、使用料を払って利用するサービスです。このCLEAR®サービスと連携するデルタ航空やユナイテッド航空などでは、コロナワクチンパスポートの実装を心待ちにしていることでしょう。ただでさえ、マスク拒否の乗客の対応などに苦慮していますから。
いずれにせよ、ワクチンを接種した者、未接種の者の区別が行われていくのだろうなぁ、という予想はしていますが、反ワクチン団体が抵抗するんだろうなぁとも思います。

個人的には外出時にはワクチン接種をした人達に囲まれたいとは思います。




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*About

ネコノツマコ、アメリカ カリフォルニア州在住。50代夫婦二人暮らし。アメリカ移住の生活の様子を気が向いた時に書いています。

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