英語でのボキャブラリービルドのための精読を記録しています。
今回の本は"Where the Forest Meets the Stars" -Glendy Vanderah です
生物学者が森で出会った不思議な少女。その子は自称宇宙人。5つの奇跡を見ることができたら星へ帰れるという。
※以降若干ネタバレを含みます、ご注意ください。
主人公Joanna ことJoはイリノイ州の大学の生物学者、そして鳥の営巣について研究をしています。Joは母親をガンで亡くし、また自身も乳がんを摘出したサバイバーです。手術や治療を乗り越え、郊外の研究施設で鳥の営巣を記録し研究をしています。森の中の営巣地近くのコテージを研究サイトにし、日々観察記録を取っていたある日、コテージに戻ると女の子がいました。
こんな森の奥に女の子?迷子?と訝し気に思い、女の子を見ると薄汚れたパジャマで裸足でした。Joは暗くなる前に女の子へ家へ帰るように促します。すると女の子はいなくなります。しかし翌日、また同じ姿でJoの前に現れます。
不審に思ったJoは女の子を保護し、名前やどこから来たのかを訪ねますが、女の子は別の銀河から来た宇宙人で、亡くなった女の子の体を借りてここにいると主張します。
Joはこの不思議な言動をする女の子が宇宙からやってきたとは信じていません。警察へ連絡し、行方不明の子供として捜査するように言いますが、警官は虐待から逃れてきた子かもしれないからしばらく保護してれば?的な発言をしてまともに取り合ってくれません。
それからJoと女の子の奇妙な共同生活が始まります。女の子は出身の星の名前を自分に付け地球人に発音しやすいものにし、Joもその名で呼びます。Joと女の子Ursaと、生活必需品を調達するために出向く卵スタンドの青年との出会いの中で3人がそれぞれ心に大きな傷を持っていることがわかります。
本当にUrsaは宇宙からやってきたのでしょうか?5つの奇跡を見た後、彼女は本当に母星へ帰るのだろうか。そしていつの間にか3人が強い絆で結ばれた時、Ursaは何者かに着け狙われます。そしてUrsaの謎が解き明かされていく。
中々Ursaの謎が明かされないままストーリ―が展開していくのですが、女の子の負った心の傷を思うと最後まで目の離せない話でした。
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