Costcoでプリンターを返品した話

4/25/2024

Costco アメリカ 買い物

t f B! P L


最近、Costcoでプリンターを買って返品してまた買った。オンライン購入のAmazonでは返品をすることがあるけれど、Costcoではよっぽどのことがないとあまり返品はしない。そのよっぽどのことが今回起こった。

Costcoでインクジェットのプリンターを買った。しかし、同梱のカラーインクが開封済みで空の容器が入っていたのだった。

プリンターが壊れた

先日、どうしても提出しないといけない書類を印刷しようとしたのだが、プリンターのインクのノズル部分がおかしくて、どんなにインクカートリッジを交換しても、インクジェットノズルをクリーニングしても、ヘッドを調整しても文字がきちんと印刷されなくなってしまった。

このプリンターは購入してから随分と経っていたので、そろそろ買い替えの時期ではあったのだけれど、まさか、書類を印刷しないといけないこのタイミングで機能しなくなるなんて思いもよらなかったのです。

しかし、嘆いている時間はない。ということで、早速Costcoへプリンターを買いに行きました。壊れてしまったプリンターも実はCostcoで購入したものなので、いまの機種の後継機あたりがあるはずです。

開店直後にプリンターを購入するも・・・

開店後、すぐにプリンターを見つけて購入しました。そしていざ開梱してセットアップしようとしたら、まさかの出戻り品?(誰かの返品したもの?)なのか、本体は新品なのに、同梱のサプライインクがすでに開封されており、空のインクボトルが入っていたのです。

ご存知の方も多いと思いますが、プリンターはいわゆるサプライで利益を出す製品でして、インクが割と高いのです。とくに純正インクは良い値段するので、サードパーティ社製のインクが売られていたりするのです。

だから、私はインクだけ使用されているのを見て、あ!プリンターを買ってインクだけ(たぶんすでに持っているプリンターに補充して)しれ~っと返品・返金してもらった商品なのだなとすぐにわかりました。




たまにいるのですよ、部品や交換サプライが壊れたからと言ってパーツだけを買わずに、製品自体を購入して、部品や交換サプライだけを抜き取って返品する輩が!質悪いですよね。でもね、一番腹が立つのは、よく確認もせずにそれをまた梱包して店頭に並べたヤツですよ。どこに目玉ついてるのか!と問いただしたいくらいです。

アメリカの従業員は良くも悪くも、自分に責任が及ばない仕事は適当です。ファストフードを例にすると、ケチャップなどのコンディメントも、日本では個数が決められているそうですが、アメリカだと、好きなだけもってけ!って感じです。

そう、自分は決められた時間に店で働いているだけなので、利益が出ようが、コストがかかろうが、働いた時給さえもらえればそれでよいからです。この意識の差があるので、返品済みの商品を再び陳列する際のチェック自体もあやしいものです。(だってインクが入っていようがなんだろうが、自分は困らないしって感じです。)

もちろん返品しに行くよ!

話が逸れてしまいましたが、キビキビと箱に詰め直してCostcoへ戻り返品・交換へ行きました。返品カウンターのお姉さんに、事情を説明してレシートを渡します。朝、購入して開けたらインクが空だったのよ!と写真を見せながら説明し、箱をあけて、実際に見てもらいました。

そのままあっさりと返品処理をしてくれたのですが、新品と交換できない?と聞いてみました。すると、予想通り、返金のみでした。(また売り場へ行くのか・・・面倒だなぁ、持ってきてくれてもいいのにとか思ったりしました)返金はプリンター購入に使用したカードへ返金かCostcoのキャッシュバックカードでしてくれます。

返金後、再びプリンターを買う

無事に返金処理が終わり、旦那にカードに料金が返金されたかどうか確認して、再びプリンター売り場へと急ぎます。今度は慎重に、梱包されているテープに剥がして貼りなおした後がないか、箱の開梱部分の耳に折れがないか(一度でも開梱されると耳に折れしわが付く)を吟味し、レジまで運びます。

キャッシャーへ行く前に、ふと、もしまたなんらかの不備があってここまで戻ってくるのは嫌だなぁと思い始めました。購入前に開けて新品か確認したい、と思うじゃないですか。そこで、キャッシャー付近にいるちょっと偉そうな人に相談してみたのです。

今朝、このプリンターを買ったのだけど、不備があって先ほど返品したの。そして、これを買おうと思っているのだけど、また不備があってここへ戻って来たくないんです。ですから、一緒に中身を確認してくれませんか?と。

すると、それはできない。とにかくレジを通して、そのあとならここで開けても構わないし、それで不備があったらまたその場で返品していいよ、と言われてしまいました。これがCostcoのポリシーなら仕方ないので、言われた通りまずはレジを通しました。

結局どうしたかというと、再度プリンターを購入し、返品カウンターで(さっき返品してくれた)お姉さんと一緒に開梱して、不備がないのを確認して、ようやくプリンターを買い替えることができました。

返品文化のアメリカ

アメリカで身についたのは、不備があったらすかさず返品、交換、返金してもらうことかな。うちの旦那なんて、プリンターのインクが空だったのをみて、やられた!とは言いつつ面倒がってAmazonでインクをオーダーしようとしてたから、私が返品してきます!と言って阻止しましたよ。

こういうフットワークの軽さを要求されることがしばしばある。だから、あまり遠くの店舗や駐車が面倒なモールなどでは買い物したくない。返品交換が面倒くさいから。

そんな面倒くさがりの私ですが、こちらに全くの落ち度がない場合は、速やかに交換してもらいます。日本のような品質管理が高水準ではないので、面倒がって泣き寝入りするとかなり損をするので、ここは面倒がらずにすぐさま行動です。そういうものだと受け入れるしかありません。

返品しないために身についた習慣

これは賛否両論あるかもしれないけれど、私の場合、壊れやすいもの、例えばガラスや陶器製のもの、あるいはパッケージが安易に開けられるものはキャッシャーで、これ中身を確認してもらっても良い?と開けてもらって一緒に確認するようにしています。

化粧品に関しても、(テスターじゃないのに開けて使ってみるヤツがいるので)キャッシャーで必ず未開封かを確認してもらってから決済するようにしています。また食品に関しても、安易に蓋が開くものはすべて開けて中ぶたやシールが破られていないかを確認するようにしています。

以前動画系SNSでアイスクリームの蓋をとって舐めて棚に戻す、牛乳やジュースを口付けて飲んで戻す、という動画を観てしまい警戒しています。私個人の体験では、売り場でドレッシングを開封して舐めてもどしたおばあちゃんを目撃したり、赤いプラスチックの容器の中のハムの内袋が破れていたこともありました。

カットフルーツに歯型があったり、ポテトサラダの蓋を開けて確認したらフィルムが破られていて誰かが指入れて舐めたようなくぼみがあったりとか・・・気持ち悪すぎる事件が多すぎたので、店員さんに嫌がられても、神経質といわれようが、自分の心の平和を保つために事前にチェックを必ずするようになったのでした。

みなさんはアメリカでの買い物で驚きの体験をしたことはありますか?


***よかったらシェアしてね***

*お知らせ

ブログテンプレートを更新しました。

*ブログ内記事の検索


*About

ネコノツマコ、アメリカ カリフォルニア州在住。50代夫婦二人暮らし。アメリカ移住の生活の様子を気が向いた時に書いています。

QooQ