アメリカ人ってハンカチを持ち歩かないわよね。
何々人だから〇〇よね...という話は炎上しやすいので、あまり良い話題とは言えないのだけれど、アメリカで暮らすようになってハンカチをみかけなくなった。
日本では、子供の頃から当たり前のようにお出かけ前のみだしなみとして、ハンカチ、ティッシュは必ずポケットにあるか確認させられたような気がするのですが、それは昭和生まれだからかしら。
ハンカチは持ち歩いた方がいい。
旦那もそう言います。旦那はサバイバル訓練を受けたこともあるそうで、ハンカチというかバンダナ1枚でできることをよく教えてくれます。あの911のテロ事件の映像でも思ったのですが、ここカリフォルニアも山火事がすさまじく、ハンカチ1枚持っていたら呼吸が確保できたり止血などの応急処置ができたりするのです。
とにかく出かける際には、欠かさずハンカチを持ち歩いているのですが、日本でさえも、時代が変わると共に、エアータオルとかハンドドライヤーなどが外出先のお手洗いに設置されてきて、しかも、ペーパータオルの普及もすさまじく、出先のお手洗いなどで自前のハンカチを使用する機会が減ったとは思います。
アメリカで暮らすと身に染みて感じるのですが、日本人の想像の上を行く大量消費社会で、物を消費することに資源の無駄使いを意識する人たちはあまりいないです。まぁアメリカの国土も広いので、ゴミの大半は埋め立てる(Landfill)という名のゴミ捨て場に廃棄するという処理なので、一般市民はゴミ問題をあまり深刻には考えていないのでしょう。
話がそれてしまいましたが、アメリカのペーパータオルの消費量は凄い!なんでもちょいと拭いてポイポイ捨てる。ほんの少し環境知識がある人でも、Recycled paper(再生紙)という言葉を見ると(私は環境に優しいのよ的に安心するらしく)躊躇なくガンガン使う。ファストフードでテイクアウトすれば、たった2つのハンバーガーにどんだけ使うのよ!的にペーパーナプキンがどっさり入っていたり。
日本人の習慣になっているハンカチも普及させれば良いのに、とは思いますが、彼らによると手を拭った濡れたハンカチをポケットに入れるのは不衛生なんだそうですよ。
(私から言わせれば、トイレで手洗いをしないで出ていく人の方が何倍も不衛生だと思うのですが。とにかくアメリカで驚いたのはトイレで手洗いをしない人が多いんです!)
そんな感じで、隅においやられているハンカチ。
お店で中々みかけることができません。しつこいようですが、日本なら、相手に負担をかけないちょっとしたプレゼントやお礼の品として重宝されるハンカチ、女性ものなんて、それこそ種類が豊富でかわいらしいものからエレガントなものまで、素敵なものが手に入るのですが、アメリカでは売ってない。
売っていないというのは、ちょっと言いすぎかな。売ってはいます。Macy'sや名だたる百貨店、ネットショップなど。ただ、日本のように生活必需品ではないので、その辺の靴下を取り扱っているようなお店で普通に買える、というわけにはいかないのです。
なので私は、日本へ一時帰国する際は、靴下とハンカチと手ぬぐいを買い足しています。アメリカで一番困るのはメンズのハンカチがないこと。日本ではそれこそ様々なブランドのハンカチが手に入りますが、アメリカではポケットチーフ的な役割しかないらしく、無駄に高級なシルクだったり。
それはそれでピシっとした装いの際には重宝しますが、ここはカリフォルニア、普段からそんな恰好をしている人はまず見かけません。SFやSJのダウンタウンや高級ワイナリー、乗馬クラブなどへ行けば別なのでしょうが。
もちろんAmazonなどのネットショップサイトでハンカチを購入することはできます。とくに綿の白無地のハンカチなんて業務用のごとく売っていますから(スーツやタキシードの胸ポケットにチラ見するやつね)。
でもそうじゃないんだ!違うんだ!たかがハンカチ、されどハンカチ。
在米の皆さんはどこでハンカチを買っているのかしら?
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